だんだんと暑い日が増えてきましたね。
もうすぐ暑い夏がやってきます。
暑い日でも、建物の中に入るとどこも冷房がきいていて、
カラダがひんやり。
夏でも冷えに悩む女性は多いのではないでしょうか。
いくら服を着たりと温めても手足が冷えてしまう、
そんな人は「ゴースト血管」が原因かもしれません。
ゴースト血管って何?
「ゴースト血管」という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれません。
私も初めて言葉を聞いたときはどんなものか想像できませんでした。
血管が消えるってどういうこと?
血管が消えるとどんな問題があるの?
いろいろと疑問がわいてきました。
血管の99%は毛細血管
血管と聞くと、動脈や静脈など大きな血管を思い浮かべますよね。
でも、血管の99%を占めているのは、
動脈と静脈をつなぐ細い血管「毛細血管」なのです。
この毛細血管は手先から足先まで全身に血液を運んでいます。
血液には酸素や栄養を運ぶだけではなく、熱を運ぶ働きもあるのです。
毛細血管が消えていく
毛細血管は年齢とともに減っていきます。
血管が衰え、血流がなくなり、機能しなくなった状態を「ゴースト血管」と呼ぶのです。
ゴースト血管が増えると、冷えの原因になるだけではなく、
皮膚の血管がゴースト化すると、シミやシワなどの肌トラブルになったり、
内臓の血管がゴースト化すると機能障害を起こしたりします。
若い人であっても油断はできません。
加齢によってではなく、運動不足や暴飲暴食などの生活習慣によっても、
「ゴースト血管」となってしまうこともあります。
ゴースト血管があるとどうなるの?
肌トラブルや冷え性などに悩んでいる人はゴースト血管があるかもしれません。
他にもこんな悩みがある人は注意が必要です。
- シミやシワなどの肌トラブル
- 目の下にクマができる
- 白髪やふけなどの髪のトラブル
- 疲れがとれにくい など
消えた血管は戻ってくる!
「ゴースト血管」となってしまったら、打つ手はないのでしょうか。
そんなことはありません!
マッサージや食事などで毛細血管を増やすことができます。
マッサージで「ゴースト血管」撃退!
耳たぶマッサージ
簡単にできるものとして、耳たぶのマッサージがあります。
- 耳の上の方をつまんでもみほぐす。
- 耳たぶまでもみほぐしていく。
- 親指・人差し指・中指で、耳を半分に折って、上と下からぎゅっとつまむ。
これを何回か繰り返します。
テレビを見ながらなど簡単にできますね。
手先、足先のマッサージ
手の指を組み合わせてこすったり、
足のゆびをグー、パーと閉じたり開いたりすることも血流を良くする効果があります。
お風呂あがりなど体が温まっているときにすると効果的です。
ふくらはぎのマッサージ
足首からひざに向けてふくらはぎをさすっていきます。
足先だけではなく、ふくらはぎが冷えているという方も多いのではないでしょうか。
ふくらはぎをさするとじんわりとカラダが温まっていきます。
食事で「ゴースト血管」撃退!
最近注目されているのが「Tie2(タイツー)」という血管内皮細胞に存在する酵素です。
Tie2(タイツー)が活性化すると血管を守り老化を防ぐ効果があるそうです。
そんなTie2(タイツー)を多く含むのが、次のような食品です。
ルイボスティー
南アフリカ原産のお茶です。
商品によってはくせがあり、苦手な方もいるかもしれませんが、
お手頃な価格からあるので、取り入れやすいですね。
ヒハツ
あまりメジャーではありませんが、
沖縄ではよく使われる香辛料です。
1日に1~2gを食事に振りかけるなどして摂取します。
摂りすぎると内臓に刺激を与えすぎたり、効果が薄れてしまうこともあるようなので、週に2~3回でいいそうです。
「ゴースト血管」や血管が消えると聞くととても恐ろしいですが、
簡単なマッサージや食生活で毛細血管は増やすことができます。
重篤な病気の予防はもちろん、皮膚の毛細血管が増えれば、
シミやシワなどのお肌の老化をふせぐことも期待できるので、
簡単なものから取り入れていきたいですね。
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