こんにゃくは便秘に効果あり、効果なし、どっちなの?

健康

以前、少し便秘に悩んだときがありました。
そんなときに、最近よく見かける産直市場(野菜の直売所)で
「手作りこんにゃく」(刺身こんにゃく、生芋こんにゃく)を見つけました。

特に便秘解消のために購入したわけではなかったのですが、
食べた翌日、しばらく悩んでいた便秘が解消されたのです。

きっと刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)が効いたのだと思い、
調べてみると、97%が水分で残りはほとんど食物繊維ということが分かりました。

しかし、いろいろと調べていると、
「こんにゃくは便秘を悪化させる」という内容のものもあり、
こんにゃくは便秘に効果があるのかないのかわからなくなりました。
そんな疑問を持って、いろいろと調べてみたので、それをまとめてみました。

刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)について

刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)と普通のこんにゃくの違い

スーパーなどに行くと「こんにゃく」と書かれたものと、
「刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)」と書かれたものがあるのをご存じですか?

「普通のこんにゃく」はこんにゃく粉を原料として、
水や凝固剤(水酸化カルシウム)を加えて作られています。

「刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)」は名前のとおり、
こんにゃく芋を生芋のまま、すり潰して作られているので、
凝固剤(水酸化カルシウム)をあまり使わなくても作ることができるそうです。

刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)でもこんにゃく粉を使用しているものもある

スーパーで売られている刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)には、
一年中生産を安定させるために、こんにゃく粉を配合してあるものもあります。

100%生芋からつくられたものの方が高くはなりますが、
風味も良く美味しいので、購入する際は確認することをおすすめします。

こんにゃくが便秘に効果なしと言われる理由

こんにゃくの食物繊維

こんにゃくの主成分は「グルコマンナン」という水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維には、整腸作用があるので便秘解消につながります。

しかし、こんにゃくを作る際に使われる凝固剤(水酸化カルシウム)の影響で、
この水溶性食物繊維が不溶性食物繊維に変わってしまうのです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で、
炭水化物の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果などがあります。
また、腸の粘膜を守る効果や善玉菌を増やす効果があるため、整腸作用があります。

不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維で、
胃や腸で水分を吸収し膨らむことで、便のかさ増しや排便を促す効果があります。

不溶性食物繊維はとりすぎに注意!

この不溶性食物繊維は、胃や腸で分解されないので、
とりすぎると便を固くしてしまったり、腸内でガスを発生させるおそれがあります。

凝固剤(水酸化カルシウム)を使用して作られたこんにゃくの食物繊維は
不溶性食物繊維に変わっているので、
これが便秘に逆効果と言われる理由なのです。

まとめ

普通のこんにゃくも刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)も、
凝固剤(水酸化カルシウム)を使用して作られている場合、
食物繊維が不溶性食物繊維に変わっているということが分かりました。

この不溶性食物繊維は、便のかさ増し効果や排便を促す効果があるので、
私の場合は便秘解消につながったのだと思います。
しかし、便が固くなってしまって便秘になっている場合や、
とりすぎてしまった場合は便秘を悪化させてしまうこともあるようです。

どんなに体にいいものでもとりすぎは良くないということですね。
刺身こんにゃく(生芋こんにゃく)は暑い夏にもさっぱり食べることができますし、
カロリーが低いのでダイエット中もうれしい食べ物です。
そのときの体調やほかの食べものとの組み合わせで便秘にも効果があるので、
うまく食事に取り入れていきたいですね。

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