モロヘイヤが「王様の野菜」と呼ばれているのを知っていますか?
原産地はインドで、エジプトなど中近東で古くから食べられてきた野菜です。
エジプトでは5000年前から食べられていたそうです。
砂漠地帯でも育つ強い生命力で、滋養強壮にも効果があることから王様以外は食べることを禁じられていたという話もあるほどです。
そういったことから「王様の野菜」と呼ばれるようになったようです。
そんな栄養価の高い野菜「モロヘイヤ」
美容に効かないわけがない!
世界3大美女の一人として知られるクレオパトラも好んで食べていたそうです。
クレオパトラをも魅了したモロヘイヤの美容効果について紹介します。
強い抗酸化作用でアンチエイジング!
ストレスや大気汚染、食品添加物などで体内で活性酸素が発生します。この活性酸素が増えすぎると身体が酸化(=サビる)して老化していくのです。特に夏は紫外線も強く、活性酸素が作られやすいとも言われています。
モロヘイヤにはβカロテン(体内でビタミンAになる)、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれています。
これらはどれも強い抗酸化作用があるとされている栄養素です。
モロヘイヤは抗酸化作用のある栄養素「ビタミンA・C・E」をすべて含んだアンチエイジングのための野菜なのです。
食物繊維&ムチンでデトックス!
モロヘイヤには食物繊維がたっぷりと含まれています。続けて食べれば、便秘改善の効果も期待できます。
そして、モロヘイヤの特徴でもある、あのネバネバ。
あのネバネバはムチンやマンナンという栄養素によるもので、食物繊維と同じように整腸作用があります。
ムチンは胃の粘膜を保護するだけでなく、体内の有害物質を絡めとり、腸の働きを促し体内に排出する働きがあります。
ムチンでもちもちのお肌に!
強い抗酸化作用でシミやしわを予防し、デットクス効果で体内の毒素を排出すると、もちろんお肌もキレイになるでしょう。
そしてもう一つうれしい効果として、ネバネバ成分であるムチンは粘膜を保護し、お肌の潤いをたもってくれます。
「クレオパトラのモロヘイヤスープ」を和風にアレンジ
女性にうれしい栄養素をたくさん含んだモロヘイヤ。
どうやって食べるのがいいのでしょうか?ひとつ簡単なレシピを紹介します。
クレオパトラの国、エジプトではモロヘイヤのスープが一般的のようです。
そのモロヘイヤのスープを和風にアレンジしてみました。
(材料)だいたい2人分
- モロヘイヤ … 1束
- たまねぎ … 1/2個
- にんにく … 1片
- だし汁 … 3~4カップ
- オリーブオイル … 適量
- 塩 … 少々
(作り方)
- 鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくを炒める。
- オイルににんにくの香がついたら、たまねぎを透明になるまで炒める。
- モロヘイヤを茎と葉に分け、どちらも細かく刻む。
- 2.にだし汁とモロヘイヤの茎を入れ、軽く沸騰させる。(アクが出てくるのですくって捨てる)
- 3.をブレンダーでさらさらになるまで混ぜる。
- 5.にモロヘイヤの葉を入れ軽く沸騰させたら、ブレンダーでかき混ぜる。
- 塩で味を調えたら完成☆
モロヘイヤに含まれるβカロテンは油と一緒にとることで吸収率がアップします。
エジプトではバターを使うのが一般的なようです。
そして、モロヘイヤの特徴であるネバネバ成分は水に溶けますが、スープにすることで水に溶けでた栄養素も丸ごと摂取することができます。
食感を残すために2回目のブレンダーは少しだけにしています。
エジプトでは細かくみじん切りしたものを入れるようですが、ブレンダーなら楽々、大きさも調整できます。
夏はお肌トラブルも多くなる季節です。「王様の野菜」モロヘイヤをしっかり食べて、暑い夏でも美しくなっちゃいましょう!
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